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新井 英彦
原子力工業, 41(7), p.36 - 40, 1995/00
現在、水環境汚染は一層複雑さを増し、従来の水処理技術だけでは対処が困難となっている。放射線照射によれば、照射により生成する反応性の高い活性種を利用して、水中の有機汚染物を分解・除去すると同時に水中の微生物を殺滅することができる。本報告では、これらの特性を利用して進めて来た放射線照射による(a)下水処理水の殺菌、(b)有毒有機物等に汚染された水の浄化、(c)下水汚泥脱離液の処理及び(d)排水処理に用いた活性炭の再生の研究結果及び評価結果についてその概要を述べると共に、この分野における海外での最近の研究の動向についてもまとめた。
佐藤 聡; 真木 紘一*; 関 泰; 高津 英幸; 森 清治*
Proc. of the 8th Int. Conf. on Radiation Shielding, 0, p.946 - 953, 1994/00
核融合実験炉の第一壁等の冷却水は、運転中放射化され、強力なガンマ線源となる。これらの放射化冷却水は、クライオスタット等の外側まで導かれており、敷地境界での線量当量率を増大させる重要な因子である。そこで、放射化冷却水からのガンマ線による、敷地境界でのスカイシャイン線量当量率及び建家天井の遮蔽性能を評価した。誘導放射能計算コードCINAC、一回衝突線源計算コードGRTUNCL、及び二次元SコードDOT3.5を用いて、スカイシャイン解析を行った。天井の厚さを200cmとした場合、1年間の連続運転で、国際熱核融合実験炉(ITER)で想定している敷地境界(建家からの距離が1000m)での線量当量率は約5Sv/yとなり、ITERでの暫定的な基準値100Sv/yを満足する事が判った。また、建家から約250m離れる毎に、スカイシャイン線量当量率は1桁減衰する事が判った。天井の厚さ約45cmで、線量当量率は、1桁減衰する事が判った。
中村 寿; 奈良崎 智正*; 柳原 敏
Nuclear Technology, 86, p.168 - 178, 1989/08
被引用回数:8 パーセンタイル:67.25(Nuclear Science & Technology)機械的及び水ジェット切断技術はJPDRの生体しゃへい体の解体技術として開発が進められており、1990年から1991年にかけて生体しゃへい体の放射化した部位の解体に適用される計画である。機械的切断技術は、ダイヤモンドブレードによる切断及びコアビットによる連続穿孔を組み合わせて切断を行う方法である。一方、水ジェット切断技術は、研磨材を混入した水ジェットを吹き付けて切断を行う方法である。本論文は、機械的切断技術及び水ジェット切断技術各々の技術開発の過程で行われた試験結果、切断システムを構成する装置、生体しゃへい体の解体手順について述べたものである。
本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(5), p.356 - 362, 1979/00
被引用回数:4オキシン添着活性炭カラムによるマンガンイオンの捕集効率を調べた。吸着初期では吸着は一次式に従うが処理水量の増加とともに初期の速い吸着とともにおそい吸着過程が関与し結果として一次式からのずれがみられる。種々のカラム長からの破過時間を実験的に求めるとともに理論式を求め「有効吸着容量」の概念を導入し一般式を求めた。
本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 16(3), p.200 - 206, 1979/00
放射性コバルトおよびマンガンは種々原子力施設からの廃水中の放射性核種の90%以上を占める。マンガンイオンのオキシン添着炭による吸着挙動を調べた。イオンの吸着はマンガンオキシネートのpH依存性にともない高pH側でより強く吸着される。吸着に関する二つのパラメータ吸着容量および吸着速度を種々イオン濃度の関数として求め、先に報告したコバルトイオンについての結果と比較検討した。
本島 健次*; 立川 圓造; 神山 秀雄
Nuclear Technology, 42(2), p.172 - 179, 1979/00
被引用回数:4オキシン添着活性炭カラムによる水中の放射性コバルトイオンの吸着除去に関する研究を行った。見掛けの吸着速度定数Kapは先にバッチ法で得た結果と同様な濃度依存性を示し0.06ug/me以下の濃度ではほぼ一定となる。又カラム破過時間を求めるに必要なパラメーターを実験的に求めた。計算値は実験値と10%以内でよい一致を示す。
本島 健次; 立川 圓造; 神山 秀雄; 今橋 強
Annals of Nuclear Energy, 5(1), p.5 - 12, 1978/01
被引用回数:12活性炭をオキシンで添着し、水中のコバルトの除去に関する特性を調べた。吸着容量は添着量と共に増加する。しかし初期吸着速度は変化を受けず、拡散律速であることを示している。無添着炭に捕集されたコバルトイオンは水により容易に洗い流されるが、添着炭に捕集されたものは洗い流されず、安定に捕集されている。吸着の初期では吸着速度は水中のコバルト濃度の0.91乗に比例する。
成冨 満夫; 吉田 芳和; 福田 整司
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(5), p.292 - 300, 1973/05
放射性浮遊ヨウ素のモニタリングに当って、その捕集材である活性炭濾紙およびカートリッジの捕集効率は、ヨウ素の化学的な性状、サンプリング時の雰囲気条件などに著しく影響される。実際のサンプリングではこれら条件が相互に影響しあって、再現性のある高い捕集効率を得ることが極めて困難である。ここでは、最も過酷な条件と考えられる湿度および性状の浮遊ヨウ素に対する活性炭捕集材の性能改善について、空気加熱法と沈着活性炭法とを比較した。空気加熱法はサンプリングする空気を70°~90Cの範囲の温度に加熱して、活性炭への水蒸気吸着を除去することによりヨウ素の吸着を堅固にするものである。その結果、空気加熱法は沈着法より優れており、捕集性能に影響する種々の因子に対する捕集効率の依存性が一挙に解決され、かつ再現性のある高い捕集効率が得られることが分った。